あたしどうしちゃったんだろう・・・。
「・・・どうした?」
柚斗はあたしが泣いてるのに気づいて心配そうに優しく聞いてきた。
「・・・わからない。自分がなんで泣いてるのかわからない」
あたしが泣きながらそう言うと柚斗が壊れ物にさわるように頭を撫でてきた。
それに胸がきゅんとなって顔が熱くなっていく
「・・・っ・・柚斗・・・」
あたしは柚斗を泣きながら見つめる。
すると
柚斗の顔が近付いてきて唇が重なった。
そしてすぐに離れていった。
「・・・すまねぇ」
柚斗はそう言って自分のバイクに跨ってどこかに行った。
あたしは柚斗がいなくなってから
無意識のうちに右手が唇を触っていたのに気づいた。
一瞬のことで頭がついていかなかったけど
嫌ではなかった。
それに柚斗の事を思うだけで
「・・・・胸が苦しい」
と暗闇の公園でボソッと呟いた。


