そいつはバイクのエンジンをきってバイクから降りた。
その途端バイクの光が消えたせいか真っ暗になった。
「・・・誰だ」
警戒して後ずさる。
「・・・あの・・」
そいつはゆっくりとあたしに近付いてくる。
そして暗闇でもさすがに目の前にきたら顔がハッキリと見える。
「・・・え?」
あたしは思わず目を見開いた。
だって・・・そこにいたのは・・
柚斗だから・・・。
でも、あたしは今の格好は加那だから・・・。
「・・・俺のこと覚えてますか?」
突然に柚斗にそんなこと言われて記憶を辿ってみた。
「・・・あ!ナンパされてるときに助けてくれた人ですよね」
あたしがそう言うと柚斗はホッと息を吐いていた。
あれ・・・でもなんで柚斗が後をつけてきたんだ?
もしや・・・
「ストーカー・・・」
あたしがボソッとそう言うと柚斗は
「いや!そんな怪しいもんじゃないんで!」
汗ってそう答えてきた。
ま、こんなイケメンがストーカーなんかするわけないか。
「じゃあ、なんで後をついてきたんですか?」
「聞きたいことがあって」
「なんですか?」


