Black Queen【2】



そいつはバイクのエンジンをきってバイクから降りた。

その途端バイクの光が消えたせいか真っ暗になった。


「・・・誰だ」

警戒して後ずさる。

「・・・あの・・」

そいつはゆっくりとあたしに近付いてくる。

そして暗闇でもさすがに目の前にきたら顔がハッキリと見える。

「・・・え?」

あたしは思わず目を見開いた。

だって・・・そこにいたのは・・


柚斗だから・・・。


でも、あたしは今の格好は加那だから・・・。

「・・・俺のこと覚えてますか?」

突然に柚斗にそんなこと言われて記憶を辿ってみた。

「・・・あ!ナンパされてるときに助けてくれた人ですよね」

あたしがそう言うと柚斗はホッと息を吐いていた。

あれ・・・でもなんで柚斗が後をつけてきたんだ?

もしや・・・

「ストーカー・・・」

あたしがボソッとそう言うと柚斗は

「いや!そんな怪しいもんじゃないんで!」

汗ってそう答えてきた。


ま、こんなイケメンがストーカーなんかするわけないか。


「じゃあ、なんで後をついてきたんですか?」

「聞きたいことがあって」

「なんですか?」