Black Queen【2】



「まっちゃん!」

あたしがそう呼ぶといつも可愛い笑顔で笑ってくれる。

「いつも可愛いな」

あたしがそう言うと相変わらず顔を赤くする。

五人揃った所でみんなで一緒に金狼の幹部室に入る。

あたしがソファに座った途端

「んでも、今日は何しにきたんだ?なんかあったのか?」

隼人が首を傾げながらそう聞いてきた。

「いや~別に。暇だったから」

「なんだそれ」

隼人は笑いながら煙草に火をつけはじめた。

あたしもそれにつられて自分の煙草に火をつける。

それからは他愛もない話をして、みんなで盛り上がった。

「ん?あーもう八時かぁ~今日はこれで帰るわ」

あたしがそう言って立ち上がると

みんな笑顔で

「気をつけて帰れよ?」

って言ってくれた。

闇龍の雰囲気も好きだけど金狼の雰囲気も好きだ。

「あぁ、じゃーな」

最後に隼人が「又こいよ」って言ってくれた。

それに「おう」って返事をして倉庫に置いてある自分のバイクに跨って闇龍の倉庫に向かう。

いつも通り何も起こらず帰れると思ったのに

どうやら今日はそれを許してくれないらしい。

バックミラーを見ると一台つけてきてる奴がいる。

「ちっ、めんどくせぇなー・・・」

眉間に皺を寄せてあたしは更にスピードをあげる。

右をまがったり左をまがったり細い道を走ったりしてるのに中々としつこい。

「・・・なれてるな」

様子を見てみるけどどうやら一台だけしかいないみたいだ。

仕方がない。

あたしは人通りのない公園に入った。

そしてバイクを停めてヒラリと綺麗に降りる。

あたしの前に一台バイクが止まる。

相手のバイクの光でまぶしくて誰かわからない。

「誰だ?」

あたしが低い声でそう言うと・・・