Black Queen【2】


「くるならそう言えよ」

「ごめんごめん」

「加那のバイクの音が聞こえたから、まさかと思って出てみたらやっぱりいるし」

「ははは」

隼人と喋りながら倉庫の中に入ると

「「「「ちわっす!」」」」

金狼の奴等が挨拶してくる。

「ちわ」

それに笑顔で答えるとみんな嬉しそうだ。

「たく・・・お前えらい好かれてるな」

「そーか?」

「あぁ、あいつらデレデレじゃねぇか」

隼人はそう言って下っ端を指さす。

あたしはその方向を見ると
みんな顔を赤くしていた。

そしてあたしが鼻で笑うと

「ふっ」

更に顔を赤くしていた。

「お!ばかじゃねぇか」

そう言っていつもあたしを馬鹿にしてくるのは

「兼二」だった。

「いつの間に来てたんだ?」

「さっき来たところ。それよりもさっきなんて言った?」

「あ?ばかって言ったに決まってるじゃねぇか」

「は?誰がばかだって?この前あたしに負けた奴がよく言うよ」

そう・・・

この三日前金狼が闇龍の倉庫にきたとき

兼二とあたしは喧嘩をした。

そのとき兼二はあたしにボロボロに負けたのだ。