Black Queen【2】



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「お前・・・あの闇狼だったのか・・・」

「思い出したんだ」

隼人は嬉しそうに二コッと笑った。

あの頃とは全然違う隼人。

そーいやあれから闇狼の名前は聞かなくなっていたな。

まさかその闇狼が隼人だったなんて・・・

「あの時は・・・ありがとうな?」

照れくさそうにそう言った隼人

「あぁ」

「ま、後ろに敵がいるの気づいていて教えてくれなかったときは・・・ひでぇと思ったけど」

「・・・ははは」

あたしは思わず苦笑いする。

「ま、あの時は俺馬鹿だったからな」

そう二カッと可愛く隼人は笑った。

「ふっ」

それにあたしもつられて笑ってしまった。

隼人はそんなあたしを見て安心したのか

「あのさ・・」

言いにくそうに口をゆがませた。


「なんだ?」


「お願いがあるんだ」

お願い?

あたしは首をかしげる。


「俺たち金狼は最近できた族だ・・・。この前も屍につぶされそうになったし・・・」

あぁ・・・隼人が言いたいことが分かった。

「あぁ・・いいぜ?」

あたしは隼人が言い終わる前に先に返事をした。


「え?」


隼人は目を見開いてあたしを見た。