Black Queen【2】



「俺の名前飯島 俊哉(いいじま しゅんや)つーんだ、よろしくな?」

オレンジ髪の奴が私の方に手を差し出して名を前言い出した。

「山岡 加那・・・よろしく」

差し出された手をギュっと掴んだ。

「おぅ、呼び方は俊哉でいいから」

「私も加那でいい」

「んで、赤髪の方は田辺 正志(たなべ まさし)つーんだ。みんなからは『まっちゃん』って呼ばれてるからそう呼んであげて」

「分かった、まっちゃん私の事は呼び捨てでいいから」

そう言って、私がほほ笑むと

まっちゃんも笑った。

「まっちゃん意外にも笑顔可愛いんだな・・・」

私のその発言に、まっちゃんは顔を赤くした。

それに、まっちゃんと私以外みんな爆笑しだした。


金狼の幹部のみんなは優しくて、とても面白かった。

すぐに打ち解けれて仲良くなった。

そんな楽しい時間が続いてたのに、それはすぐに終わった。


ブオオォォォオオン


外がいきなり騒がしくなった。

「ちっ」

隼人が舌打ちする。

幹部室にいた全員が険しくなった。

他の族が襲いに来たのか・・・


「総長でてこいや!!!」

「金狼ー!」


隼人が外から聞こえたその言葉に

「行くぞ」と言って立ち上がった。

私も立ち上がろうとすると

「加那は危ねぇから此処にいろ」

と隼人に止められた。

なんか・・・申し訳ないな・・・

私は少しうつむいた。

「大丈夫だ、絶対負けねぇから」

そう言って隼人は笑った。

隼人のその笑顔を見て私は「うん!」と笑顔で見送った。