「あぁ・・・」

柚斗は少し悲しそうな顔をする。

「闇姫がどんなんか一回見てみたいわぁ~。なぁ!要もそう思わん?」

「え!?」

「せやから、闇姫が「と、トイレ!!」」

まさか、明希に話を振られるとは思ってなくて、つい汗って逃げてしまった。







「せや、あの黒髪美少女の情報やったら入ったで」

「・・・」

明希のその言葉に柚斗が少し反応する。

「なんや金狼の倉庫で見かけた奴がおるらしいで」

「金狼?」

「んー最近できた族らしいで」

「・・・そうか」


まさか私が逃げた後そんな話をされてるとは知らずに。