「友達思いなんだね、隼人は」
私はそう言ってニコッと笑った。
その途端隼人が少し顔を赤くした。
「お・・おー」
「ぷっ、なんで顔赤くなってんの?」
「なっ!?なんでもねぇよ」
隼人は顔を赤くしながら腕で顔を隠した。
面白い奴・・・。
私が隼人を見ながら笑ってると
~♪~♪
携帯がなりはじめた。
けど、この着信音は私じゃない。
「あ、俺だ」
どうやら隼人の携帯みたいだ。
隼人は携帯を開いて
「ごめん、今日はこれでバイバイしていいかな?」
と聞いてきた。
きっと族関係のことなんだろう。
「うん、分かった。じゃあね」
「おー!またな」
「うん」
またな・・・か。