Black Queen【2】




「くそ!!一膳の奴!!」


ガンと奏が椅子を蹴った。


「落ち着け、奏」


「落ち着いてられるか!?今度は栄留が殺られたんだぞ!?」


「分かってる」


「加那は分かってねぇ!」


「分かってる」


私は奏を睨んだ。


相当な殺気が出ていたのか、黙りだした。

少しの間沈黙が続いて


「…病院に行くぞ、誰か蒼に伝えとけ」


私はそう言ってソファから立ち上がって幹部室から出た。


バタンと扉が閉まった。



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奏side


「なんだ…?あの殺気…。」


俺は加那が幹部室から出ていった後ポツリそう呟いた。


「それ俺も思った」


さっきまで加那には敬語だった斗真が同意した。



「あんな殺気見たことがねぇ…。正直鳥肌がたったぜ…」


俺は鳥肌がたった腕をさすった。