倉庫に入ってきたのは
山木 泰だった。
「お前…」
「泰!!?」
俺の声なんて聞こえないくらいに一膳が大声をあげた。
「兄貴!!」
ダダダと音がするくらい山木泰が急いで一膳のところまで来た。
「大丈夫か!?」
「あぁ…
それよりも俺…」
一膳が山木泰に言いにくいのか又顔を伏せはじめた。
「…倉庫が静かすぎて可笑しいなと思ってたんだ。」
「え?」
「だから…様子を伺っていた。その時に全部聞いた。…サツのとこ行くんだろ?」
「あぁ…」
「はやく帰ってこいよ」
「あぁ」
「総長の席は空けとくからな」
山木泰の言葉に一膳がバッと顔をあげた。
「兄貴以外総長は考えられない」
「泰…」
こいつ…いい弟を持ったな…


