Black Queen【2】


倉庫に入ってきたのは

山木 泰だった。

「お前…」

「泰!!?」


俺の声なんて聞こえないくらいに一膳が大声をあげた。


「兄貴!!」



ダダダと音がするくらい山木泰が急いで一膳のところまで来た。


「大丈夫か!?」


「あぁ…

それよりも俺…」


一膳が山木泰に言いにくいのか又顔を伏せはじめた。


「…倉庫が静かすぎて可笑しいなと思ってたんだ。」


「え?」


「だから…様子を伺っていた。その時に全部聞いた。…サツのとこ行くんだろ?」


「あぁ…」



「はやく帰ってこいよ」


「あぁ」


「総長の席は空けとくからな」


山木泰の言葉に一膳がバッと顔をあげた。





「兄貴以外総長は考えられない」





「泰…」



こいつ…いい弟を持ったな…