周りを見てみると百鬼凰の奴等が顔を伏せていた。
「…一膳!!!!」
俺は出来るだけ大声を出して一膳の元まで走った。
そしてー…
バキィッ!!
俺は勢いをつけて一膳の頬を殴った。
シーンと倉庫の中が一気に静かになった。
「俺は…お前が嫌いだ。栄留は傷つけて、仲間は裏切って…ざけんな!!」
俺はさっきので尻餅をついた一膳の胸ぐらを掴んだ。
「この世界をなめんな!!!」
そして又俺は一膳を殴った。
「…っ」
一膳が痛みに顔を歪める。
「まるで自分だけが可哀想なみたい目しやがって!!お前以外にもっと辛い過去だってある奴がいるんだよ!?だからみんな…この世界に入り込んだんだろうが!?」
「…」
フイッと一膳は俺から顔を背ける。
「逃げんな!!!!総長が裏切ってどうすんだよ!?俺達は…総長を信じて…此処にいんだよ!!百鬼凰の奴等だって今でもお前が副だとしてもお前がいるからついてきたんだろ!!」
俺がそう言った途端一膳が目を見開いた。


