加那が続きを喋ろうと息を吸った瞬間
「これが欲しいんだろう?」
それよりも先に新庄 光が喋りだした。
新庄 光は右手に袋を揺らして一膳をチラッと見た。
「…って言ったんだよね~。一膳覚えてる?」
いきなり新庄 光の様子が変わった。
「あぁ」
「ドラッグってもんはさぁ~高いんだよなぁ。一膳はドラッグが欲しくて欲しくて…でも金がない。ほとんどの奴等はそれで犯罪にてを出す。そうだろう?」
新庄 光は加那に応えを求めた。
「…あぁ」
加那はそれに一言応える。
「どうせいつか一膳も犯罪に手を出すなら…利用すればいい。そう思ったわけ。だから交換条件をだした」
「だからなんだよ!その交換条件は!?」
俺は思わず待ちきれなくなって大声をだした。


