「?」
俺は加那の言葉を聞いて、言ってる意味が解らなくて首を傾げた。
周りのを奴等も俺と同じように首を傾げて解らないみたいだ。
全員が次の加那の言葉を待つ。
「一膳が弱ってる時につけこむなんて最低だよなぁ?」
「…」
新庄 光は加那から顔を逸らした。
「一膳には悪いけど話させてもらう。一膳の家は親父が大量の借金だけを残して出ていった。そしてその借金を返そうとして無理をして働いた一膳の母親は倒れた。そうだよな?一膳」
「…あぁ」
一膳は辛そうなのを我慢して下唇を噛んでいた。
「その時一膳は高校一年で、辞めたくもない高校を辞めるしかなかった。そして一膳は働いた。」
「…」
「当たり前に自由がなくなっていき、ストレスが溜まって荒れれ始める。そしてついに百鬼凰に入った。その時の百鬼凰の頭がどうしようもない奴で、一膳はすぐに総長になれた。一膳が頭になった瞬間百鬼凰はどんどんと強くなった。けど…」
「…」
「それまではストレスを全部喧嘩で吐き出していた一膳は、ある日どん底に落とされた。」
「っ…」
一膳はその時の事を思い出しているのか顔を歪めていた。
「それは………母親が自殺しようとしたこと。」
加那も言いにくいのか少し間を開けて言った。
「一膳はそれから更に荒れるようになった。それにツけこんで新庄 光が薬を進めた。あっさりと一膳は薬にハマって抜け出せなくなった。そうだろう?」
一膳は答えず黙っていた。
「そして、百鬼凰の強いチームが欲しくて新庄 光は一膳に交換条件を出したんだ。」
交換条件?


