「なんで…おかしい…俺の情報は全部…」
「あぁ、お前裏の奴等とも関わってるらしいなぁ?」
「…っ…」
「裏倉庫だっけ?そこで密売でもしてんだろ?」
新庄 光は下唇を噛んで目を逸らした。
「…」
「どうりでお前の情報が入らないわけだ。どうせ情報を守ってもらってたんだろ?」
「…」
「けど、それがわかったんなら…こっちだって遠慮しねぇ。遠慮なく裏の奴等に頼んでお前の情報もらったから」
「なんだと!?」
「お前の情報全部もらったから」
「…っ…」
新庄 光はサッーと顔が真っ青になっていく。
「それと一膳」
俺の言葉に一膳はピクッと肩をゆらす。