Black Queen【2】




「泰…」


そこに居たのは山木 泰だった。

「なんで闇龍の奴がいるんだ?」

「…っ…」


「なんで黙ってるんだ?」


泰はカツカツと足音を鳴らしながらドンドンと近づいてきた。

そして目の前まで来て



「これは欲しくないのか?」


と言って白い袋を俺に見せてきた。


「…っ…」


泰が見せてきた白い袋をチラッと見て顔をふせた。


「なんですか?その袋」


すると、突然狭山蒼が泰に問いかけた。


泰は馬鹿にしたようにフッと笑った。


「本当はわかってるんだろ?」

「薬…」


「なんだやっぱりわかってんじゃん」

「…。」



「で、お前いらねぇの?」



泰はそう言って又白い袋を俺に見せてきた。