「おい、加那」
突然奏がそうな嫌な空気の中喋り出した。
「なんだよ…奏」
加那さんは男三人を見ながら不機嫌そうに応えた。
「蒼はどうするんだよ」
奏のその言葉に加那さんはハッと今思い出したかの様に、俺の方を見てきた。
俺の存在忘れてたのかな…
何気にショック…
そして加那さんは俺の瞳を真っ直ぐ見てきて
「…自分で決めろ」
そう言った。
自分で決めろ?
「な!?加那いいのかよ?蒼が俺達の仲間だって思われたら狙われんぞ?」
「知らね」
最後に加那さんはそう言い捨てて男三人のほうに走って行った。
「ちょ!加那!…あー…くそ!!」
奏はそんな加那さんを呼び止めたけど無視されていた。
「…自分で決めろ?」
俺は加那さんの言った意味が分からなくて奏に問いかけた。
横にいたはずの奏は、いつの間にか少し前にいた。そして振り返ってきて
「俺達は闇龍だ」
低い声でそう言って加那さんのもとに走っていった。


