Black Queen【2】



「おい、加那」

突然奏がそうな嫌な空気の中喋り出した。

「なんだよ…奏」

加那さんは男三人を見ながら不機嫌そうに応えた。

「蒼はどうするんだよ」

奏のその言葉に加那さんはハッと今思い出したかの様に、俺の方を見てきた。


俺の存在忘れてたのかな…

何気にショック…


そして加那さんは俺の瞳を真っ直ぐ見てきて


「…自分で決めろ」


そう言った。


自分で決めろ?


「な!?加那いいのかよ?蒼が俺達の仲間だって思われたら狙われんぞ?」


「知らね」


最後に加那さんはそう言い捨てて男三人のほうに走って行った。


「ちょ!加那!…あー…くそ!!」

奏はそんな加那さんを呼び止めたけど無視されていた。


「…自分で決めろ?」


俺は加那さんの言った意味が分からなくて奏に問いかけた。


横にいたはずの奏は、いつの間にか少し前にいた。そして振り返ってきて


「俺達は闇龍だ」


低い声でそう言って加那さんのもとに走っていった。