Black Queen【2】



俺は吸い終わった煙草を地面に捨てて踏み潰した。


加那さんは煙草を指で弾き飛ばしていた。


「奏おっせぇなぁー…」

加那さんが眉間に皺を寄せながら言った。

「奏?」

なんか聞いたことあるようなぁー…

「覚えてねぇのか?さっきのオレンジ髪だった奴だよ」


「あ…!」


思い出した!

男の名前!そうそう、確か奏って名前だった。