俺は吸い終わった煙草を地面に捨てて踏み潰した。 加那さんは煙草を指で弾き飛ばしていた。 「奏おっせぇなぁー…」 加那さんが眉間に皺を寄せながら言った。 「奏?」 なんか聞いたことあるようなぁー… 「覚えてねぇのか?さっきのオレンジ髪だった奴だよ」 「あ…!」 思い出した! 男の名前!そうそう、確か奏って名前だった。