「たく、祐司さんも突然櫻羅(オウラ)の奴を狩ってこいないなんて無茶言うと思わねぇ加那…?」
「あぁ…。武さんも大変だなぁ」
二人が近付くにつれ、二人の会話が丸聞こえだった。
櫻羅?
なんの話してんだ?
そして二人はコンビニに入ろうとした。
けれど、コンビニの入り口で溜まる俺達が邪魔みたいで入れないようだった。
「ちっ」
加那さんが舌打ちをして俺達を睨んできた。
俺のこと覚えてないのかな?
「おい、邪魔だ」
男のほうが眉間に皺を寄せながら言ってきた。
名前なんだったけな?
…あんまりちゃんと喋ってなかったら忘れたかも。
加那さんとはお互い自己紹介したからしっかりと覚えていた。


