「おいお前ら蒼をいじめんな」
松山さんが奏ていう奴の右肩に手をのせて現れた。
「松山…肩に手をのせんな。おめぇ」
「…。」
「おい!!肩をつまむな!!」
松山さんが奏ていう奴の右肩の皮膚をつまんでいた。
「いってぇええぇ!!」
「ふっ…」
松山さんが痛がってる顔を見てニンマリと笑った。
あなた…ドエスですか?
「いったそー…。あのおっさん手加減ねぇからなぁ」
横から声がして見ると、僕の左横にさっきの女の子がいた。
真っ黒な髪ー…
ちょうど風が吹いて女の子の長い髪が揺れた。
綺麗…
ついジッと女の子を見てるとついにこっちを見てきた。
慌てて僕は顔を伏せた。
「顔あげろよ」
その言葉を聞いてゆっくりと顔をあげた。
顔をあげると、暗闇の中しっかりと女の子と目があった。
真っ黒な目
星のない夜空のような真っ黒な目だった。
「私加那。」
まさかの自己紹介をされるなんて思ってなくて戸惑った。
そのせいで
「そ、そ、蒼」
噛みまくった。


