Black Queen【2】




「おいお前ら蒼をいじめんな」



松山さんが奏ていう奴の右肩に手をのせて現れた。


「松山…肩に手をのせんな。おめぇ」


「…。」


「おい!!肩をつまむな!!」


松山さんが奏ていう奴の右肩の皮膚をつまんでいた。


「いってぇええぇ!!」


「ふっ…」


松山さんが痛がってる顔を見てニンマリと笑った。


あなた…ドエスですか?


「いったそー…。あのおっさん手加減ねぇからなぁ」


横から声がして見ると、僕の左横にさっきの女の子がいた。


真っ黒な髪ー…


ちょうど風が吹いて女の子の長い髪が揺れた。


綺麗…


ついジッと女の子を見てるとついにこっちを見てきた。


慌てて僕は顔を伏せた。


「顔あげろよ」


その言葉を聞いてゆっくりと顔をあげた。


顔をあげると、暗闇の中しっかりと女の子と目があった。


真っ黒な目

星のない夜空のような真っ黒な目だった。



「私加那。」


まさかの自己紹介をされるなんて思ってなくて戸惑った。


そのせいで


「そ、そ、蒼」


噛みまくった。