「んぁ?松山ちゃぁーん?車の中誰かいんのか?」
「あー…いる…」
「まじで!?」
奏ていう奴は目をキラキラしながらこっちに近づいてきた。
「待って!」
「へっへーん」
松山さんが追いかけようとすると、いつの間にこっちに来ていたのか奏ていう奴はもうパトカーの前に来ていた。
瞬間移動?
ガチャっと音がして扉が開いたかと思ったら手が出てきて僕の腕を掴んだかと思いきや、一瞬のうちに外に出てきていた。
「お!えらい真面目そうな奴が出てきたじゃねぇか」
まぁ、確かに外見だけ見たら真面目だろうなぁ。
「年上か?」
突然そんな事を聞かれてびっくりしたけど、すんなり答えた。
「十四歳中2です。」
「へぇー…大人ぽいから年上かと思った」
ある意味そう言われて嬉しかった。


