吉永先生が声をかけてきた。
後ろを振り向こうとした瞬間
「次又何かされた時はすぐに此所においで」
その言葉を聞いた時目を見開いた。
吉永先生は気付いていた。
この傷が一体何によってできたのか。
バレていたのが恐くなって、そのまま振り向きもせずピンクのドアを開けて松山さんの所まで走って行った。
松山さんは病院の中にはおらず外で煙草を吸っていた。
「松山さん!」
「ぉわ!?」
突然現れた僕に驚いて松山さんは吸っていた煙草を落としてしまった。
「す、すいません」
「えぇよえぇよ。それよりもう終わったんか?」
「はい」
「どうやった?」
「ヒビが入ってました」
「そうかぁ、安静にしときぃな?」
「はい」
「ほな、ついでやし家に送ったろ?」
「え!?さすがにそこまでは悪いし」
僕は焦って首をブンブンと横に振ると、松山さんはバシッと背中を叩いてきた。
「だから~子供が遠慮すんな!!」
「え、あ、はい」


