Black Queen【2】



「蒼…です」


「蒼くんかぁ、いい名前だね」


「…ありがとうございます」


「ふふっ、そんな緊張しなくていいからね」


吉永先生はとても優しい顔で微笑んだ。


その瞬間緊張の糸がきれた。

それに
ホッとしてため息がでた。



「で、あばらが痛むんだね?」


「はい」


「とりあえずレントゲン撮ろうか?」


「はい」


「んじゃ、こっちにおいで」


そう言って吉永先生は立ち上がって奥の方の部屋に入った。


それに続いて僕も入った。