「蒼…です」 「蒼くんかぁ、いい名前だね」 「…ありがとうございます」 「ふふっ、そんな緊張しなくていいからね」 吉永先生はとても優しい顔で微笑んだ。 その瞬間緊張の糸がきれた。 それに ホッとしてため息がでた。 「で、あばらが痛むんだね?」 「はい」 「とりあえずレントゲン撮ろうか?」 「はい」 「んじゃ、こっちにおいで」 そう言って吉永先生は立ち上がって奥の方の部屋に入った。 それに続いて僕も入った。