「あばら?」
疑問系で聞かれたからコクンッと頷いた。
「うん、じゃあ服を上に上げてくれるかな?」
吉永先生にそう言われて躊躇った。
だって、服を上に上げたら…
「なに恥ずかしがってるねん!!」
僕が躊躇っているのを見て、どうやら松山さんは恥ずかしがってると思ったらしく無理矢理服を上にあげてきた。
それは一瞬の事で僕も目を見開いて驚いた。
そして、服を上に上げた松山さんも僕の身体を見て驚いていた。
「なんや…このアザだらけの体は…」
そう、今まで母達に蹴られたり殴られたりしてできたアザたち。
吉永先生は僕の体を見て、怖い顔つきをしていた。
「…松山。席を外してくれないか?」
そして低い声でそう言った。
「あ…あぁ」
松山さんは少し動揺しながらピンクのドアを開けて出ていった。
松山さんが出ていった後吉永先生の方を見ると優しい目で僕を見てきた。
「名前聞いてなかったね?教えてくれるかな?」
そして、優しい声で聞いてきた。


