Black Queen【2】




「…ありがとうございます」


「おぅ!」


そして僕は松山さんと一緒に病院の中に入った。


中に入ると病院独特の消毒の匂いが鼻にツンッとした。


受付の所に年老いたお婆さんが座っていて、こっちを見てニコッと笑いかけてきた。


「松山さんじゃないの!久しぶりねぇ~」


「お!おばはん元気にしとったか?」

どうやら二人は知り合いだったようだ。


おばはんって…。

松山さん少し失礼じゃないか?

「元気もりもりよぉ~」

でも、そんな事を微塵にも気にしてないように『おばはん』は笑った。

「そうかそうか!
それよりおばはん吉永先生にこいつを見てもらいたいんや」


「はいはい~。じゃああそこの部屋に入って!吉永先生はそこにいるから」


そう言って『おばはん』はピンクのドアを指差した。


「おおきに。」