「…ありがとうございます」
「おぅ!」
そして僕は松山さんと一緒に病院の中に入った。
中に入ると病院独特の消毒の匂いが鼻にツンッとした。
受付の所に年老いたお婆さんが座っていて、こっちを見てニコッと笑いかけてきた。
「松山さんじゃないの!久しぶりねぇ~」
「お!おばはん元気にしとったか?」
どうやら二人は知り合いだったようだ。
おばはんって…。
松山さん少し失礼じゃないか?
「元気もりもりよぉ~」
でも、そんな事を微塵にも気にしてないように『おばはん』は笑った。
「そうかそうか!
それよりおばはん吉永先生にこいつを見てもらいたいんや」
「はいはい~。じゃああそこの部屋に入って!吉永先生はそこにいるから」
そう言って『おばはん』はピンクのドアを指差した。
「おおきに。」


