松山さんと別れた後 僕は病院の入り口に向かった。 「あ…そう言えば」 金持ってきてない。 そう思って立ち尽くしてると、 「あかんあかん」 後ろからさっき別れたばっかの松山さんの声が聞こえた。 「金渡すの忘れとったわ!」 後ろを振り向くと、苦笑いして右手を頭の後ろにして頭をポリポリ掻いてた。 「せっかくカッコよく去ろうとしたのに失敗やんけ」 「ふっ」 思わず僕は笑ってしまった。