「蒼かぁ、えぇ名前やなあ。」 「…。」 「蒼は喧嘩でもしたんかあ?ほっぺがアザだらけや」 松山さんはそう言った後、ソッと頬に触れてきた。 「違います」 喋ったとたんズキッとあばら骨が痛んだ。 それに顔を歪めると 「なんや?どっか痛いんか?しゃーない!おっさんが病院に連れて行ったろ!ほら、パトカーに乗り」 「…え?」 松山さんはまだ何も言ってない僕の腕を掴んでパトカーにおしこんできた。