「学費代…」
「はぁ?なんでてめぇなんかに学費代なんか払わなきゃいけねぇんだよ?」
「すいません」
「お前は要らない子なのになぁ?」
「すいません」
ただひたすら謝り続けた。
「…うぜぇ!」
ずっと謝ってくるのがうざかったのか、いきなりそう怒鳴り出して和樹さんはコップを壁に投げつけた。
コップの中に入っていたコーヒーが床にこぼれて、割れた破片が散らばった。
破片が散らばった時を見ていた時フッと昔母のコップを割ってしまった時の事を思い出した。
あれ…?
和樹さんが割ったコップの破片の柄を見ると、あの時自分が割ってしまった母のコップの柄と一緒だった。
あぁ、あのコップは和樹さんから貰ったコップだったのか。
だからあんなに大事そうに使っていたのか…。
「おい!!きいてんのか!?」
バキッと音をたて、頬を殴られた。
ハッとして、和樹さんの方を見て謝った。
「すみません」


