愛のない世界なんてない

入ろうとしたが誰かに腕を捕まれた。
「?」
後ろを振り向いた。
「コンビニなんてこの近くにないよ」
私の後ろには尋斗がいた。
「一兄ちゃん、裕兄ちゃんがさっき見つけたって。家に帰ったって」
「え…………もー………なんだぁ………」
私はすごい絶望した。
だって数分だけ探して見つかっただよ?
裕次め…………最初からそう言っとけ。
「華ちゃん、帰ろ」
「あ、うん」
私は尋斗に着いてく。
「ねぇ、手繋いでもいい?」
「いくない」
尋斗に即断られた。
「嘘。いいよ」
と言って尋斗は私の冷たい手を温かい手で握ってくれた。
「素直じゃないなぁ……」
私は嬉しくてニコニコしていた。