愛のない世界なんてない

「華ちゃん華ちゃん華ちゃん」
「はいはいはい」
圭に三回呼ばれたから三回返事する。
「好き」
「え!?」
「な本とかあるー?」
私圭に告白されたのかと思った。
「特に……ない。本好きじゃない」
「へぇ」
つまんねぇ話。
「圭ーそろそろ五分」
「分かった」
圭は携帯を開いて
また一君に電話をした。









プルルルル…………

(また電話…………)
「まぁた電話ですか!」
先生が机を叩いた。
「すいません!」
「もう取り上げますよ!」
「出させて下さい!……携帯携帯……」
また一君は携帯を探した。