愛のない世界なんてない

だが私はまったく眠れない。
今はもう深夜の12時だ。
「……」
私はどうしても寝れなくて一旦尋斗の部屋をでた。
それでトイレに行こうとした。
勘で。
てゆうか目の前にあったよ。
ドアにW.Cって板がある。
私が入ろうとしたらその前に誰かがでてきた。
ビックリしてちょっと後ろに下がった。
「あ、華ちゃん」
入っていたのは圭だった。
「な、圭…」
「華ちゃんもトイレ?」
「そうだよ」
「眠れないだけでしょ?」
見事に当てられた。
「そういう圭はどうなのよ」
私は腕を組んで威張ってみた。「眠れない」
「私もなんだよね」
溜め息をついた。
「ねぇねぇ」
圭が言った。
「何?」
「一緒に寝る?」
「バカ!あんた絶対女たらしっ」
つい大きな声をだした。
「しー」
圭は口元に人差し指を持ってくる。
「絶対あんたなんかと寝ないっ」
私は声のボリュームを下げた。
「冷たいねー」
圭がフッと笑った。
「……」
「華ちゃん?」
「尋斗の好きなタイプってどんな!?」
私は聞いた。
「……俺はー華ちゃんがそんままのほうが好きだけど」
と圭は私の頬を触った。
「……………」
「華ちゃん顔赤いよぉ~」
「もういい!私寝るから」