圭のいとこのお母さんは物凄く綺麗な人だった。
「うるさいけど、あがってね。圭ちゃん久しぶり」
ニコッと笑う。
「久しぶり」
圭も歯を見せて笑う。
それで私もお邪魔しますをして、圭のいとこのお母さんと話した。
「こんにちは。圭ちゃんの友達かしら?」
「はい。そうです」
「うふふ。綺麗な人ですね。一週間、ゆっくりしてくださいね。私の事は美知子でいいですよ」
美知子さんは微笑んだ。
「分かりました!私の事は華芽でお願いします」
私も笑った。
「分かったわ。じゃあ華芽さん、あがってください」
と言って美知子さんの笑顔と一緒に迎えられた。
するとビックリするほどのあの圭のいとこが…。




「お兄ちゃん!僕が先お風呂入る!」
「ばーか。俺が先入るっつーの!」
なんか私のタイプの声が2つ揃って集合してる。
「尋斗ー裕次ー」
圭が名前を呼んだ。
「圭兄ちゃん!?」
「もしかして圭!?」
二人の声が重なる。
「来たよー。こっち来てー」
「うんっ」
「分かった」
また二人の声が重なる。