それで超綺麗なリビングに来るとお母様はすぐお茶を入れてくれた。
私は椅子に座った。
圭は隣に座った。
「まさか俺んちに来るなんて思わなかったよ」
圭はニコッと可愛く笑った。
「どうぞ」
カチャッとちょっと赤くなった紅茶を差し出してもらった。
まろやかな香りが癒される。
「じゃあ、いただきますっ」
私は思いっきり紅茶を飲んだ。
「ぐふっ」
私は苦しくなった。
理由は砂糖をかけまぜていなかったから砂糖が思いっきり喉についた。ということだった。
「砂糖混ぜなきゃ駄目じゃん。バカだね」
圭に変な目で見られた。
「ごめんごめん…」
私ははははと笑った。
「そうだ、圭」
お母様がなんか言い出した。
「急な話なんだけど明後日からいとこの所に行くのよ。一週間。誰か一人連れていってもいいわよ」
お母様は優しく綺麗な笑みを見せている。
圭は言った。
「んじゃ、この人。いいよね?」
圭は迷わず私を選んだ。
私はビックリしたよ。
「ビックリ……い、いいかな?私で…」
「いいわよ~!明後日ね!」
お母様はすごい喜んだ。
気がした。
私も喜んだ。
圭のいとこったらきっと美形なんだろうなぁ…。
それだけを考えていた。
「じゃあ…分かりました!」
私は言った。
「もう、遅いわね。泊まってく?」
お母様から衝撃的な言葉が。