「東雲さん、コンビニに100万円のポイントをコンビニに預けて………まったく………」

えぇ?

「どうやらポイントの事を忘れてると思いますけど、100万円のポイントをコンビニに預けて、そのままあなたはそのカードを持たずに勝手に持ち帰って…………まったく。この履歴が無ければあなたは大量に窃盗したと疑われたのですからね」


そう言ってその履歴を見せてきた。

「残りのポイントは二万円です。家のパンの山積みは全て撤去しました」

「ぇえ!?」

ビックリ尽くし。

「何そつ、怪我をしたみたいなので、お大事にしてください」
そう言って警察はパトカーでまたどこかに行ってしまった。

すると美佳子はパトカーに乗らずに私に言いかけた。

「良かったじゃない?窃盗犯にならなくて」

「そうね。まったく迷惑だわ、あんたみたいな人」

「あんたが迷惑よ。分かってないと思うけど私は」

「宮迫と付き合えば?」

「………え?あんた知ってるの?」

「それくらい十分に」
背中を向け合わせ腕を組ながら話す。

「そう………じゃあ邪魔者もいないみたいね」
そう言って美佳子は街を歩いて行った。



「………ちょっと腕も治ったかな」

私は久しぶりの家へ戻っていった。