「お邪魔します」

咲ちゃんが来た。
「いらっしゃい」

美知子さんが優しく迎えた。

「部屋行こう」

「え?うん」
裕次は咲の手を引いた。





「仲直りできたんだね、二人」
圭が嬉しそうにする。

「私も彼氏欲しいなぁ」

「……ふぅん」

「あれ?今日ちょっと違うね」
確かに圭の反応が違った。

「華ちゃん、ちょっと…」
圭は私をシャワールームへ呼んだ。

…怪しい。





「何よ」
強い目つきで見る。

「…」


ぎゅ~

「っっ!?」
圭が抱きついてきた。

「や…ななな何すんの!!?やめてよ!」
一生懸命拒んだ。


「…もう我慢できないよ」

「えぇっ?」
胸のドキドキがすごい。