「……………そうか」 「本当に…ごめんね…でも友達でいてくれるよね?」 「当たり前…」 友達以上の関係になりたかった、と俺は思った。 ** 中学一年生の夏になった。 今年も中学では咲とクラスが一緒であった。 「裕次君!」 「何?」 「あの…ここ分かんない…」 ノートを差し出す咲。 「ごめん俺も分からない」 咲と関わりたくない。 本当はさっきの問題分かったけど目を合わせたら 好きが溢れる。 我慢できなくなる。 一旦落ち着こうとした。 でも無理だった。