恋ヲシテ愛ヲ知ル。



「あ、あったあった8組!結構奥のほうだったね〜」

ガラッとドアを開け躊躇なく教室へ入る莉奈。
私も莉奈に続いて中に入る。


「えーっ私ら一番!?みんなどんだけクラス表好きなの!?」

「ほんとだー。まぁ、みんながみんなクラス表見てるわけではないと思うけどねー」


笑いながら話す。


「にしてもっ同じクラスになれて良かったねっ!中学からずっと違ったもんね〜」


「うん、ほんとだねっ」


私と莉奈は運が悪いのか、小学校6年生以来ずっとクラスが離れていた。


「これから移動教室とか一緒にいけるじゃんっ♪」

「やったねっ」


しばらくどうでもいいような雑談をして、時間を潰していた。