恋ヲシテ愛ヲ知ル。

「うーん、ちゅりと私はー…ちょ、そこどけ!!」


ひとり盛り上がる莉奈。


「うーん!?…見えん!もう、あそこの女子とかどんだけ長い間たむろってんの!?邪魔だっての!」


文句をいいつつも望遠鏡を離さない莉奈。


そんな莉奈を、100均にでも売ってそうな安っぽい望遠鏡だなぁ…なんて思いながら見ていた。