恋ヲシテ愛ヲ知ル。




「唯馬、同じクラスだったんだ。てか、あんな登場したら印象悪くなるよ?」

沈黙に耐えかねたのか、莉奈が口を開く。


「悪いか?つか、印象とかどうでもいい。どうせ悪いんだろ」


何か気にくわない話し方だなぁ…。


、それより!!


「ちょっと、いきなりなんであんな質問してくるわけ!?おかげでみんなの前でフリー発言するハメになったじゃないの!」


誰だって怒るはず。


「減るもんじゃねぇだろ。俺が知りたかっただけだ。」


〜…!!
何て俺様口調…!!


「さいっあく!!帰ろ、莉奈!!」


「え、あ、うんっ」


唯馬零を残してさっさと廊下へ出る。


「悪かった。」


何か聞こえたけど、無視した。