恋ヲシテ愛ヲ知ル。



クラス全員の前でフリー発言をしてしまった恥ずかしさと、そんなことを言わせた唯馬零への怒りが入り混じって、しばらく席から動くことができなかった。


莉奈も唖然とした様子で、
三人しかいなくなった教室は沈黙に包まれる。


対するアイツは…


何事もなかったかのように座っている。

特に動く気はないのだろう。