Poison【短編】




俺は数歩後ろを着いて来る彼女と、大学の目の前にあるカフェへと来ていた。

お昼時ともあり、混んではいたが知り合いが経営しているので直ぐに座れた。何だか罪悪感。



と。


「…私、文系1年の浅田若菜です。」

「ん?ああ、若菜ちゃん。」

「…藤沢先輩、」



若菜ちゃんは、少し困ったように頬を赤らめ俺を見つめる。

そして、キュッと眉根を寄せ





「すみません、好きです。」

「………え?」



突然のことに、俺の脳は停止する寸前だった。何故か謝罪と共に告白されたらしい俺。

ちょ、ま、え…?



「私みたいな、口悪い女がこんなこと変なんですが。一目惚れ、なんです。」

「……、」

「…ただ、ちょっと優しくされただけで自惚れんなって思いますけど。」

「……、」

「好きです。」

「っ、」



嗚呼、何だこの威力半端ない爆弾は。