苦しくなった頃に離れた唇。瞬さんはニヒルな微笑を口元に深め、
「ね?毒、でしょう?」
「…瞬さんは、優しい毒、です。」
一種きょとんとした瞬さんはゆるりと瞳を細めて見せ、それもいいねと笑う。そして彼はまた私へと口付けを落とすのだ。
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「瞬さん、何歳なんですか?」
「君より2つ上。」
「え…、どうして、私の年知ってるんですか?」
私がそう聞くと、瞬さんはとても綺麗に笑いわざわざ耳元で囁いてくれた。
゙直ちゃん、僕と同じ高校だったんだよ。゙
゙あー、やっと捕まえた。゙
そう言って、瞬さんは先程よりも深く官能的なキスを私に贈ってくれた。
私の恋は、甘く魅惑的な 香りを纏っている。


