脱力感に追い掛ける気もしない。 重たい足を引きずって庭に出てみると、粉々に散った白亜の建造物の代わりに、蒼い輝きを放つ氷が噴水の形を成していた。 「……レインさん」 「ああっバトラーさん! これダメですかね? 絶対に溶けないように温度調整してあるんですがダメですかねっ!?」 「レインさん」 彼女の肩を叩き、クラウンは言った。 「もう…いいんです」