「……は?」 ぽかん、と。 耳を疑う台詞に、クラウンは彼女の首にあてがった剣を落とした。 彼女は、泣きながら懐から一枚の紙切れを取り出した。 受け取ってみると、クラウンの主人に全く似ない風貌の人物。 裏を見れば、住所が書いてある。 「……此処と、一文字違いですね」 そう、屋敷の住所が、正しくは、『m』。 ここはmをnにすれば該当する。 たった一文字違うだけ、しかし、国自体が別の見知らぬ住所。