君に続く道

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「おい、祐二!今日も蝉取りにいこうぜ!」

学校の帰り、いつものように祐二のクラスに立ち寄り、声をかけた。


「悪い。今日注射。」


「そっか…」


朝から楽しみにしていたのに断られ、少しショックを受け、他のやつを誘おうかと思ったが、1人で行ってみるのもいいか、と思い、


「分かった!じゃあまたな。注射で泣くなよ!」

と廊下で嫌みを言い、


「泣かねぇよ!」

と意地になる祐二の後ろ姿を見送った。