――「リーニア!!」 妹が、叫んでいる。 それを、その、驚き心配しているその声を、私は、聞いたことがあ、る……? もっと、ずっと幼い頃。 それこそ覚えていないような小さき頃。 記憶の片隅に、引っかかる。 その、声――