「それで?まだ私、妹が帰ってきた理由知らないんだけど」 リーニアが長い髪の毛を梳きながら怒るように妹を見る。 対する妹は、ばつが悪そうに意味なくスープをくるくると混ぜている。 「そのことはご飯が終わってから。まずは妹の作った朝食を食べましょう?」 くすくすと笑いながらお皿にサラダを盛っていく母親。 これ幸いと妹はスープを用意する。 姉はため息をついて今日初めてとなる照明をつけた。