目覚ましがうるさく鳴る中

田辺に早く会いたい

そのことだけを考えて

朝の用意をすまして家を出る

気になる

だったはずの気持ちが

だんだん好きに変わっていって

今は大好きなっている

すごい勢いで...

止められそうにない。


学校につくとみんな待っていた

「おはよ」

「おそいでぇ」

「ごめんごめん」

私が机に荷物をおいたと同時に

放送が入る

「2年生のみなさん
 今日は集会があります。
 体育館に集合してください」

「あ、集会かぁ」

愛守花がつぶやいた

「だるいな」

「せっかく好きな人
 言おうと思ったのに」

その愛守花の言葉に

3人は反応した

「え―――」

「も―集会のせいや」

「集会、行かんとく?」

桜は冗談で言ったつもりのはずが

「よし、さぼろ!」

「そうやな」

みんな愛守花の話を優先した

みんなが体育館に向かう中

4人は教室にのこった