恋日記



田辺達は私たちの前を通りすぎた

でも田辺が戻ってきた

「南、ちょっといい?」

「うん。」

3人は邪魔しないように

遠くから見ていた

暗く静かな公園は

遠くの田辺の声がよく聞こえる

「あのさ、南」

「うん」

「ごめん、俺好きな奴おるから」

「そっか」

「ごめんな」

「うん、わかった」

「じゃ、また明日」

「バイバイ」

田辺が歩いていったあと

愛守花に駆け寄ると

秋のせいか

愛守花の顔は余計切なく見えた