両手を塞がれ仰向けにされた私は、伸びてくる手を必死に拒み続けた。
だがその抵抗も長くは持たず、社長の手が私の服を掴む。
ブラウスのボタンが上から一つずつ外され黒のキャミソールが露になると、目の前のブタの鼻息はこれでもかと言わんばかりに荒くなった。
「ちょ…っと…やめて下さい!」
精一杯の叫び声も虚しく、白のロングスカートも脱がされ、下半身に残された衣類は、膝までの黒いソックスとピンクのパンツだけになった。
ここで始めて私は恐怖を覚える。
このまま執事が現れず、この男に襲われてしまうのではないかと。


