詐欺師の執事と嘘つきな私。



「体ってどういう意味ですか?私よくわからなくて…」

「君はただベッドの上で裸になってくれればいいんだよ。」

息が荒い。
近づいて来るなデブが。

「…わかりました。でも私そんな安い女なんて思われたくないんです。
…《天使の冷笑》っていう絵画をご存知ですか?
その絵もここで見せて頂けるのならば、私はあなたの為に何でもします。」

食いついてこい。

「…何でも?フフフ。
よしわかった。すぐに見つけて用意するよ。その時は…へへ」

なんて単純な奴なんだ。